ぱふぱふ

白くてふわっふわなモノが好きです。
例えば、猫の真っ白い腹毛。
そこに、ぱふっと埋まるのが好きです。

例え鋭い爪でバリッとやられようと、
白腹毛の猫の白い腹毛に顔をぱふっと埋め、すりすりします。

至福のひとときです。


そんなワタクシを魅了してやまないモノがあります。
それは、

『金髪にしたての、植木さんの頭頂部』

で御座います。


ふわっふわです。(見た目が。)
真っ白です。(つうか、純白から黄金への魅惑的なグラデーションです。)
この頭頂部を仕上げた美容師さんに拍手喝采を贈りながら、
ぱふぱふしたい衝動を抑えて悶え苦しむ訳です。
マニアックなひとときです。


さて。
先日、植木さんが床屋に行くという情報を入手しました。
久々の、白金ぱふぱふです。
髪が伸びる前に、なんとしても
白金ぱふぱふを楽しまなければなりません。
数日後には、ぱふぱふの真ん中に黒い点ができてしまいます。
まさに、天上の虹雲の隙間に突如として現れた地獄への入り口の様に、
それはぽっかりと穴を開け、みるみるうちに広がっていくのです。
ぱふぱふが台無しです。
早く、早くぱふぱふを楽しまなければなりません。

そしていよいよ、稽古日がやってまいりました。

ああ、楽しみにしていた白金ぱふぱふ…

かくして、稽古場へ姿をあらわした植木さんの頭は。


灰色。


嗚呼………


心の中でブツブツと恨み言を呟きながら撮った、頭頂写真、こちら。↓